ヨシタケシンスケ氏と又吉直樹氏の有名作家2人が共作した「その本は」
面白いのかな?どんな本なんだろう?と気になってる方へ向けて、
「その本は」の概要やあらすじ、僕が読んで感じた素直な感想をまとめてみた。
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「その本は」の概要・あらすじ
有名絵本作家のヨシタケシンスケ氏と芥川賞作家の又吉直樹氏が共作した1冊。
絵本のテイストと小説のテイストをミックスした新しい形式の短編小説。
あらすじ
本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。
引用元:その本は | ポプラ社 (poplar.co.jp)
「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本はつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから本の話を聞きたいのだ。お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。そしてその本をわしに教えてほしいのだ」
旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語りだしたーー。
二人の男(ヨシタケ氏と又吉氏)が世界中で集めてきたユニークな本の話を王様に毎晩聞かせるストーリー。
又吉氏パートは文章のみの小説形式、ヨシタケ氏パートは挿絵有の絵本形式と2つの形式で交互に話が一話完結型で展開される。
「その本は」を読んだ感想
・悪かった点
・1時間ほどで読み終わってしまうボリューム。
・ヨシタケ氏と又吉氏の要素がほとんど絡まない。
・良かった点
・絵本と小説のテイストを合わせるという新しい試み。
・半分ぐらいが挿絵なので文章苦手な人でも読みやすい。
・こだわりのある装丁(古書風に日焼けなどが再現されてる)
・クスっとくる話やウルっとくる話があって退屈しない。
・総評
結論は「とても読みやすくページをめくるのが楽しくなる本」。
1時間ほどで読み終わってしまうのでボリューム不足なのは否定できないけれど、
その1時間は夢中になれるとても素敵な読書時間だった。
1話完結の短編集で色々なテイストの話が詰まっているので読んでいて飽きない。
クスっと笑える話のあとにウルっとくる話がきたりと、
ジェットコースターのような振れ幅で読んでいて楽しくなってしまう。
ヨシタケ氏と又吉氏の良さがよく出てると感じた。
最後に「その本は」としてのオチもしっかりと用意されていて最後まで楽しませてくれた。
とても楽しい読書体験ができる素敵な本だった。
「その本は」がおススメな人
「その本は」をおススメしたいのはこんな人。
①さらっと読める本を求めている人
良くも悪くも軽い文章を中心に構成されているので、さらっと本を読みたい人にはうってつけ。
②小説をあまり読んだことが無い人
あまり小説に触れていない人が文章に触れるには良い本だと思う。
本の半分ぐらいが挿絵で構成されているので小説に慣れていない人でもすんなり読めるハズ。
③ヨシタケ氏・又吉氏のファン
作者のどちらかのファンであれば楽しい読書体験が出来ると思う。
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「その本は」の口コミは?
「その本は」の口コミはどんな感じか調べてみた。
お二人のワールドが広がっていて、とても良い本です。
引用元:Amazonレビュー
又吉さんの編がちょっとだけ文学的で重かったですが、でもこれも魅力ですね。
表紙を開くと中のページが年代物の本みたいに紙が日に焼けた感じになっていてお洒落だなと思いました。
引用元:Amazonレビュー
とても読みやすく、ページをめくる度楽しめました。
考える話もあっておすすめです。
自分が読むために購入したのですが、小学3年生の息子が表紙で心を奪われ時々声を出して笑いながら一気に読んでしまいました。
引用元:Amazonレビュー
親子共に楽しく読める本です。
全体的に高評価なレビューが多い。
複雑な文章や重たいストーリを期待する人には不評のようだが、その他の人はおおむね満足しているように見受けられた。
その他の商品レビュー記事
当記事以外にもいろいろな商品レビュー記事を書いています。
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