映画化もされた”鏡の孤城”(辻村深月作)を読んだぶっちゃけの感想を記事にする。
面白いのかつまらないのかをありのまま書いてく。
(ネタバレ無し)
鏡の孤城は面白い?
結論から言うと、めちゃくちゃ面白かった。
上下巻に分かれてるからボリュームは多いんだけど、夢中で読んだので3日ぐらいで読み終えた。
それぐらい面白い。
ラストは感動でうるっとした。
小説が売れてるのも納得だし、映画化にもとても最適な作品だと思う。
個人的には映画よりもまずは原作を読んで欲しい気持ちがある。
次の項目で鏡の孤城の面白いと思った部分と、ここはちょっと微妙かなって思った部分を書いていく。
面白かった部分
面白いと思った部分を箇条書きするとこんな感じ。
・感動できて読後感の良いストーリー
・登場人物の心理描写がうまい
・伏線回収が綺麗
・感動できて読後感の良いストーリー
いじめの描写もあるので途中は鬱屈とした雰囲気がある。
だけど最終的にはその鬱屈とした雰囲気を全て吹っ飛ばして感動できるラストが待ってる。
小説とかであまり泣いたりしないけれど、鏡の孤城のラストはかなりウルっときた。
読後感もめっちゃいい。
・登場人物の心理描写がうまい
登場人物の心理描写が抜群にうまい。
中学生7人を中心に話が進むんだけど、それぞれの考えや心理描写が共感できる。
自分も学生の頃こんなこと考えてたなとか、とっても小さな事で悩んでたなと共感しながら読んでた。
終始感情移入しながら読んでいたので無我夢中で読み終わってしまった。
・伏線回収が綺麗
辻村作品の特徴の伏線回収は今回も健在。
沢山用意されている伏線がラストスパートにかけて一気に回収されるのはとても気持ちいい。
お!っと思う伏線もあって読んでて飽きさせない仕掛けが楽しかった。
微妙だった部分
微妙だった部分を箇条書きするとこんな感じ。
・前編はスピード感が無くてちょっと退屈
・予想できてしまう伏線
・前編はスピード感が無くてちょっと退屈
前編は世界観や登場人物の説明と伏線の散りばめが中心なのでスピード感が無くてちょっと退屈。
いじめ描写が多いので読んでいて窮屈に感じた。
あまり小説に慣れていない人は前編でギブアップするんじゃないか?と思った。
後編からは希望が持てる話になってきたり、伏線も一気に回収される。
前編は”タメ”の状態で、後半で一気に”解放”される感じ。
・予想できてしまう伏線
普段から小説を読む人は伏線がすぐ予想できると思う。
うんうん、こういう話って結構あるよね。って思いながら読んでた。
まあストーリーが面白んでそこまでデメリットではないんだけどね。
コメント